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中国南部で大雪の被害
揚子江以北の住宅には暖房が備え付けられていること、1月下旬から続いた中国南部の大雪、雪による被害を想定していない地域であったこと、北京で旧正月を過ごした親戚について。
3月になり北京は春に入った。昼間の気温はだいたい18度くらい。今日は雨が降ったので15度くらいだった。夜中は少し冷えて6度から10度の間になる。桃の花は満開である。
中国は広いので、基本的に揚子江という川で南の地区と北の地区に分けている。北の地区は11月15日から翌年の3月15日の間、政府が手当てを出して暖房を入れてくれる。
アンカー西橋正泰さん:地域暖房みたいになっているんですか。
部屋の中にもともと暖房施設が設置されている。南の地区は基本的に冬でも暖かいということで、暖房設備は作られていないので、もし必要ならば自分でエアコンの暖房をつけるしかない。
ところが、今年は南の地区で大雪が降った。1月の末ころから2月8日、9日まで揚子江より南の方にある湖北省、湖南省、貴州省あたりは大雪に降られてしまい自然災害となった。
普段、南の地区では本当に雪が降らず、雪を見るのも珍しいくらいである。天気予報も最初は「南の地区の山地に雪が降り、きれいな景色が見られます」というような報道を流していたのだけれども、その翌日には雪で高速道路が止まったり、鉄道も止まったり、空港も閉鎖されたりという事態になった。報道も逆転して「災害が発生しています」というふうになった。
アンカー:きれいな景色が見られると喜ぶような状況ではなくなってしまったんですね。
一晩で報道が全部変わってしまった。ちょうどその頃は、日本のお正月休みにあたる中国の旧正月(2月7日)の時期だった。前回(2007/12/15)紹介したように、この時期は人の流れが大変になる。都会で働いている人が里帰りする。
大雪で鉄道が止まったり、高速道路が止まったり、空港も使えなくなったりしたため、帰省途中の人たちが駅や空港、高速道路の中に大勢溜まってしまった。そうなると、寒いし人が多くて食べ物も買いに行けず大変な事態になった。
幸いに政府が動き出したのが早かった。首相を始め中央政府が南の地区を視察したり、生活物資を調達したり、軍の部隊も動員したりしたため、ようやく2月4日くらいから少し改善され、9日くらいまでにはだいぶ良くなった。
アンカー:では、かろうじて旧正月の頃は徐々に平静に戻っていたと。
もちろん大雪が降った地域では一時的に野菜が足りなくなったり、物価が急に上がったりしたこともあったが、政府が非常に早く動き出したということで大きな問題にはならなかった。
しかし、今まで南の地区では雪が降らないと考えて、電気や生活用水の施設は雪の災害を想定して造られていなかった。大雪に見舞われると、高速道路は積もった雪を除去する設備も足りないし、水道水のパイプは凍って水が流れないということが結構あった。今後はたくさんのお金をかけて、雪にも耐えられる丈夫な施設を作り直さなければならないということになっている。
アンカー:なるほどね。旧正月に向けて里帰りしようとしていた人たちの中には、足止めをくって里帰り出来なかったという人たちもだいぶ出たんですか。
政府からも「できるだけ帰らないで、都会でお正月を過ごしてください」と呼びかけたので、里帰りせずに残った人もいた。
アンカー:ああ、そうですか。でも南の地区は暖房施設はもともと無いのでしょうから、寒さ対策というのも要らなかったのでしょうから、家の中も結構寒かったかも知れませんね。
一番寒い日は部屋の中でも−1度で、暖房も付いていないので居られなかったらしい。たまたま私の親戚は南の大雪に降られた地区に住んでいるので、列車が通じた時点で無理やりそこから北京までたどり着いてきて、北京で旧正月を過ごした。北京は外が寒くても、部屋の中は暖房があってまだ暖かい。
アンカー:そうですか。これを教訓にして南の地域でもある程度の寒さ対策ができるように、これから対策が講じられるであろう、ということですね。
22日放送中国・北京から馬慶明さんのレポート
3月になり北京は春に入った。昼間の気温はだいたい18度くらい。今日は雨が降ったので15度くらいだった。夜中は少し冷えて6度から10度の間になる。桃の花は満開である。
中国は広いので、基本的に揚子江という川で南の地区と北の地区に分けている。北の地区は11月15日から翌年の3月15日の間、政府が手当てを出して暖房を入れてくれる。
アンカー西橋正泰さん:地域暖房みたいになっているんですか。
部屋の中にもともと暖房施設が設置されている。南の地区は基本的に冬でも暖かいということで、暖房設備は作られていないので、もし必要ならば自分でエアコンの暖房をつけるしかない。
ところが、今年は南の地区で大雪が降った。1月の末ころから2月8日、9日まで揚子江より南の方にある湖北省、湖南省、貴州省あたりは大雪に降られてしまい自然災害となった。
普段、南の地区では本当に雪が降らず、雪を見るのも珍しいくらいである。天気予報も最初は「南の地区の山地に雪が降り、きれいな景色が見られます」というような報道を流していたのだけれども、その翌日には雪で高速道路が止まったり、鉄道も止まったり、空港も閉鎖されたりという事態になった。報道も逆転して「災害が発生しています」というふうになった。
アンカー:きれいな景色が見られると喜ぶような状況ではなくなってしまったんですね。
一晩で報道が全部変わってしまった。ちょうどその頃は、日本のお正月休みにあたる中国の旧正月(2月7日)の時期だった。前回(2007/12/15)紹介したように、この時期は人の流れが大変になる。都会で働いている人が里帰りする。
大雪で鉄道が止まったり、高速道路が止まったり、空港も使えなくなったりしたため、帰省途中の人たちが駅や空港、高速道路の中に大勢溜まってしまった。そうなると、寒いし人が多くて食べ物も買いに行けず大変な事態になった。
幸いに政府が動き出したのが早かった。首相を始め中央政府が南の地区を視察したり、生活物資を調達したり、軍の部隊も動員したりしたため、ようやく2月4日くらいから少し改善され、9日くらいまでにはだいぶ良くなった。
アンカー:では、かろうじて旧正月の頃は徐々に平静に戻っていたと。
もちろん大雪が降った地域では一時的に野菜が足りなくなったり、物価が急に上がったりしたこともあったが、政府が非常に早く動き出したということで大きな問題にはならなかった。
しかし、今まで南の地区では雪が降らないと考えて、電気や生活用水の施設は雪の災害を想定して造られていなかった。大雪に見舞われると、高速道路は積もった雪を除去する設備も足りないし、水道水のパイプは凍って水が流れないということが結構あった。今後はたくさんのお金をかけて、雪にも耐えられる丈夫な施設を作り直さなければならないということになっている。
アンカー:なるほどね。旧正月に向けて里帰りしようとしていた人たちの中には、足止めをくって里帰り出来なかったという人たちもだいぶ出たんですか。
政府からも「できるだけ帰らないで、都会でお正月を過ごしてください」と呼びかけたので、里帰りせずに残った人もいた。
アンカー:ああ、そうですか。でも南の地区は暖房施設はもともと無いのでしょうから、寒さ対策というのも要らなかったのでしょうから、家の中も結構寒かったかも知れませんね。
一番寒い日は部屋の中でも−1度で、暖房も付いていないので居られなかったらしい。たまたま私の親戚は南の大雪に降られた地区に住んでいるので、列車が通じた時点で無理やりそこから北京までたどり着いてきて、北京で旧正月を過ごした。北京は外が寒くても、部屋の中は暖房があってまだ暖かい。
アンカー:そうですか。これを教訓にして南の地域でもある程度の寒さ対策ができるように、これから対策が講じられるであろう、ということですね。
22日放送中国・北京から馬慶明さんのレポート
- 大雪の被害は日本の新聞でも一面で大きく報道されていました。50年ぶりだったそうです。電車が止まり駅で待つ大勢の人たちの写真が印象に残っていますが、できればもう少し最近の様子も含めて聴かせてもらいたかったと感じました。(編者)
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