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大連のやんこ踊り

日本から寄贈された桜の名所、今年から休日に指定された清明節、アカシアの花の咲く季節、春の漢詩、やんこ踊り、露天のおでん、日本人の店の増加、おすすめの観光スポットについて。

アンカー西橋正泰さん:アジアリポート、今度は中国・大連から大連佳奇外語学校理事長の柴田保さんにお話を聞きます。柴田さん。

はい、こんばんわ。柴田です。

アンカー:どうぞよろしくお願いします。

よろしくどうぞ。

アンカー:大連は、今日あたり天気はどうですか。

今週の初めは少し寒かったんですが、昨日今日はかなり暖かくなりました。日中は15、16度でだいぶ暖かです。

今は日本の皆さん、ちょうどお花見だと思うんですが、大連はちょうど1ヶ月遅れで、今月の20日ごろですね。

アンカー:桜は結構あるんですか。

街中はそうでもないんですが、日本の皆さんおなじみの旅順の近くにローワンタン(龍王塘)という大きな公園がありまして、ここは日本から寄贈した桜が、この地区では桜の名所になっております。

アンカー:ああ、そうですか。日本みたいに桜の下で御馳走食べたりとか。

いやいや、そういうことはこちらの皆さんはしないで、むしろ桜というより、中国の方は梅を好むようですね。

でも、ローワンタンの桜は本当にこの地区ではきれいなので、時季になりますと皆さん、ぶらぶら散歩がてらにお花見に行くようです。

アンカー:さて、こちらはもう4月5日になりましたけれども、大連はまだ4月4日ですね。

そうですね。時差は1時間違いますので、まだ11時25、26分というところですね。

アンカー:そうですね。この4月4日が大連で清明節(せいめいせつ)というんですか?

そうです。今日は旧暦の2月28日で、先祖のお墓をお参りする清明節になります。

アンカー:皆で家族がそろって、お墓参りですか。

そうですね。今年から清明節が国の休日に指定されまして4、5、6日と3連休になるんです。

毎年5月1日が国の指定の休みだったんですが、今年からそれが変わりまして、清明節が国の指定の休日ということになりました。

アンカー:メーデーは、お休みじゃなくなったわけですね。

そうです。

アンカー:おおそうですか。さて、桜が今月の末くらいということですが、それが終わると今度はどういう季節に入りますか。

大連といいますと、アカシアの大連でもう、日本の皆様にもお馴染みだと思うんですが、桜が終わって3週間から1月ぐらいすると、大連はアカシアが見事に咲きます。5月20日過ぎですね。

今年は暖かかったので、例年より少し早くなると思うんですが、桜が終わってひと月ぐらい経つと、大連の街はアカシアの季節になります。

アンカー:花は白ですか。

そうですね。アカシアの大連というと皆さんご存知だと思うんですが、大連もここ数年都市化が進みまして、昔ほどではなくなったんですが、大連のアカシアはきれいですよ。ぜひ見てください。

ちょうど今ごろは春眠暁を覚えずといった感じで、のどかな春がこれから始まったところですね。

アンカー:ああ、そうですか。孟浩然の詩を中国語で柴田さん、ちょっとお願いします。

これは日本の皆さんもよくご存知だと思うんですが、

 春眠不覺暁 處處聞啼鳥

 夜來風雨聲 花落知多少

という感じですね(笑)。もう大連は長かった冬が終わって、もう少し経つと一斉に緑が芽吹きまして、きれいになります。

アンカー:ああ、そうですか。さて、学校のある大連開発区で、やんこ踊り(秧歌舞)という踊りがあるんだそうですね。

そうですね。今はもう夕方もそれほど寒くないので、ちょっとした広場で、地元の年配のご婦人の方たちが踊ります。

まあ、やんこ踊りというのは中国の東北地方の方々が、昔から踊っている日本でいう盆踊りのようなものなんですがね。

派手な民族衣装を着まして、男性が太鼓や鐘でリズムをとりながら、年配の女性の方々が派手な民族衣装で踊るんですけれども。結構これも楽しいもんですね。

アンカー:それはプロのではなくて市民の方が。

踊りの好きな方々が、これからはもう毎晩やっていますね。

アンカー:歌もあるんですか。

いや、歌は無いです。あと、鳥の羽で作った大き目の扇子ですね。それを持って輪になって踊るといいますか。

アンカー:楽器はどんなもんですか。

楽器は太鼓、それから笛、鐘ですね。

アンカー:ああそうですか。踊るのは女性の方たちだけですか。

いえいえ、男性の方も踊っていますし、私も時々ずっと見ているんですけれども。どなたも踊ってもいいんですけれどね。私なんかは全然踊れないんで(笑)見てるだけなんです。

アンカー:中国の方たちは飛び入りで、一緒に踊ったりしているんですか。

それはもう、誰が踊ってもかまいません。毎晩これから暖かくなりますので、皆さん散歩がてらに来た方も見てます。日本の方なんかも時々散歩がてらで、それを見たりしてます。

私も時々、買い物の帰りにちょっと立ち寄って見ているんですけれども、楽しいですね。

こちらはもう夕方、露天などもたくさん出ますし、陽も長くなりましたし、皆さんぶらぶらしながら露天を冷やかして散歩してます。

アンカー:どんな露天が最近は…。

最近は日本でいう「おでん屋」さんですかね。のれんなどの感じは無いんですけれど、屋台でソーセージやキクラゲなどの具を串に刺して煮込んで。若い皆さんも立ち食いで食べてます。結構おいしいですよ(笑)

アンカー:そうですか。豆腐とか大根とかありますか。

具はちょっと日本のとは違って(笑)、大根は無いんですが、こちらのキクラゲとかソーセージとか、そういう感じなんですが。

アンカー:お酒も飲めるんですか。

いや、お酒は出さないんです。若い女性の方々がボーイフレンドと一緒に食べている姿がよく見受けられます。

本当にこれからの大連の夕方というのは、ぶらぶらしたりですね、露天もたくさん出ますし楽しいですよ。

アンカー:春宵一刻値千金(しゅんしょういっこく、あたいせんきん)という、そういう季節ですね。日本人向けのいろいろなお店、食べ物屋さんなんかも、最近増えているんですってね。

大連は日本人向けのお店も増えておりましてね。最近はですね、日本風の居酒屋さんとか、焼き鳥屋さん、それからラーメン屋さん、そういったのが多く目に付くようになりましたですね。

アンカー:ほう。それは日本から行って、そういうお店を経営していらっしゃるんですか。

そうですね。だいたい日本の方が、経営している方が多いですね。居酒屋さんなんかも、日本の居酒屋さんなんかと全く同じで、駐在員の方々が仕事を終わって4人、5人で仲間で寄っているようです。

アンカー:お客さんも日本の方ですか。

ほとんど日本の方ですね。ちらほら中国の方もお見えになりますけれども。居酒屋さんは日本の居酒屋さんとまったく同じで、ほとんどが日本の方々ですね。

アンカー:さて、最後に柴田さんがお勧めの観光スポットがあるんですってね。

日本の皆さんは大連観光は、旅順のほうに行かれる方が多いんですが、逆に北の方に1時間半か1時間40、50分の所にですね、南の桂林と似たような風景の冰峪溝(ビーユーゴゥ)という所があるんです。

ここはあまり知られていないと思うんですが、ここは小桂林とよばれるほど、南の広州のほうにある桂林と似た風景なんです。

アンカー:ほう。じゃあ切り立った岩山があって。

山水画のような感じですね。大連から1時間40、50分ですので、日帰りもできますので、これから大連にお寄りの方はぜひ、そちらのほうに足を延ばして頂くと、楽しいと思うんです。

ここは大連の水源地で、大連の水源はここから引いているんですよ。これから大連にお見えになる方は旅順、市内観光、それから足を延ばして頂いて、こちらの方に行かれると、また大連の楽しさも増すと思うんです。

ぜひぜひおすすめのコースです。
5日放送中国・大連から柴田保さんのレポート

  • 柴田さんが中国語で春暁を朗読してくれました。ふと思い出したのですが、現代の中国語で聞いても、高校の漢文の授業で「暁」と「鳥」と「少」が韻を踏んでいると習った通りでした。1300年くらい昔の詩だと思います。私の聞いた感じでは暁がシャオ、鳥がニャオ、少がショオといった音でした。あとは、キクラゲのおでんが気になりました。(編者)

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