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仏系スーパーへのボイコット
携帯電話やインターネットを通して広まったフランス系のスーパーへの不買運動、実際に店内が閑散としていたこと、メーデーの計画、中国のマスメディアの姿勢、身近な人の反応について。
今、上海ならびに中国で最もホットな話題で、ちまたでいろいろ議論されているのは、オリンピック聖火リレー妨害事件にまつわる、あるスーパーに対する不買運動である。
このスーパーというのはフランス資本系の大手チェーン店で、中国でもかなり有名な店舗数も多いチェーン店である。私もよく日常的に利用している所でもある。
先週くらいから、携帯電話のショートメールとインターネットを通じて、買い物に行かないように呼びかける動きというのが、かなり大規模に起こってきている。
身近な中国人の友人からも何通かそういうメールを貰った。私もわけが分らず「何故にここに買い物に行ってはいけないの?」と聞いたところ、「フランスで起こった聖火リレーを妨害した事件に対しての抗議の意味で、スーパーに行かないことを皆に呼びかけている」という答えが返ってきた。
これは上海だけではなく、北京の友人からもメッセージを貰った。上海のちまたの日常的な話題として「そこのスーパーには買い物には行かないよ」とか、そういった話をよく聞いた。わりと全国的な広がりをみせている。
情報が伝わっているルートというのは、携帯電話やインターネットというところなので、わりと若い人たちが身近に使うツールを通して伝わっている。
基本的にこういった呼びかけをしている層は、だいたい20代後半から40代前半ぐらいの層で、中国でもいわれているのだけれども、特に愛国心が強く、中国人としての誇りというものを強く持っていて、時に中心的な考え方を持っていると一般的にいわれている世代である。
アンカー西橋正泰さん:実際に板屋さん、その近くのフランス系のスーパーにもいらしたんですか。
私もすっかりそんな話を忘れていて、普段の習慣で行ったら、全く普段と状況が変わっていた。ここが同じスーパーとはとても思えないようだった。
普段はたくさんの人で賑わっているスーパーなのだけれども、わりと閑散としていた。夕方から夜にかけて生鮮食品などは売り切れている場合が結構多いが、まだ豊富に残っていた。実際に訪れている人は少ないのだなと感じた。やはり影響が出ているようだ。
5月1日はこちらでもメーデーで3日間ぐらいの休みがある。その5月1日に大規模な不買運動の呼びかけがこちらでもある。休日なのだけれども、皆買い物には行かないように、などといった呼びかけが起こっている。
アンカー:そういったことに対して、マスメディアはどういった姿勢をとっているんですか。
ある意味急激な抗議行動に対して、メディアは評論とか批評という形で警鐘を鳴らし始めている。そういった不買運動というのは行き過ぎた行動であると批判すると同時に、もっと理性的な抗議行動というのがあるのではないかと、新聞の解説者などが紙面で書いているのが最近は目立っている。
アンカー:理性的な抗議行動というのはどういう形でということですか。
スポーツの祭典というところに政治的な議論を持ち込むというのは良くないことであるというのと、中国人であれば中国人的な礼節をもって、オリンピックに参加する海外の人たちを温かく迎え入れるというのが、最も優れた有効な抗議行動ではないかと、国民に冷静になるようにと呼びかけている論説があった。
アンカー:そうした新聞の論説やテレビの解説などを通して、それを聞いた中国の人たちの反応というのは、お聞きになっていますか。
最近は二つに分かれているというのが、私の身近な感想である。
「そんな不買運動をしても、結局、そのスーパーで働いている中国人もたくさんいるわけで、国の経済に対してもあまりいい影響がないから、そんなことをしても仕方がないじゃないか」
という冷静な声もあれば、
「海外に対して、中国人の誇りを示さなきゃいけない時期なんだ」
と熱っぽく語る人もいて、二極分化しているような形だと思う。
19日放送中国・上海から板屋美幸さんのレポート
今、上海ならびに中国で最もホットな話題で、ちまたでいろいろ議論されているのは、オリンピック聖火リレー妨害事件にまつわる、あるスーパーに対する不買運動である。
このスーパーというのはフランス資本系の大手チェーン店で、中国でもかなり有名な店舗数も多いチェーン店である。私もよく日常的に利用している所でもある。
先週くらいから、携帯電話のショートメールとインターネットを通じて、買い物に行かないように呼びかける動きというのが、かなり大規模に起こってきている。
身近な中国人の友人からも何通かそういうメールを貰った。私もわけが分らず「何故にここに買い物に行ってはいけないの?」と聞いたところ、「フランスで起こった聖火リレーを妨害した事件に対しての抗議の意味で、スーパーに行かないことを皆に呼びかけている」という答えが返ってきた。
これは上海だけではなく、北京の友人からもメッセージを貰った。上海のちまたの日常的な話題として「そこのスーパーには買い物には行かないよ」とか、そういった話をよく聞いた。わりと全国的な広がりをみせている。
情報が伝わっているルートというのは、携帯電話やインターネットというところなので、わりと若い人たちが身近に使うツールを通して伝わっている。
基本的にこういった呼びかけをしている層は、だいたい20代後半から40代前半ぐらいの層で、中国でもいわれているのだけれども、特に愛国心が強く、中国人としての誇りというものを強く持っていて、時に中心的な考え方を持っていると一般的にいわれている世代である。
アンカー西橋正泰さん:実際に板屋さん、その近くのフランス系のスーパーにもいらしたんですか。
私もすっかりそんな話を忘れていて、普段の習慣で行ったら、全く普段と状況が変わっていた。ここが同じスーパーとはとても思えないようだった。
普段はたくさんの人で賑わっているスーパーなのだけれども、わりと閑散としていた。夕方から夜にかけて生鮮食品などは売り切れている場合が結構多いが、まだ豊富に残っていた。実際に訪れている人は少ないのだなと感じた。やはり影響が出ているようだ。
5月1日はこちらでもメーデーで3日間ぐらいの休みがある。その5月1日に大規模な不買運動の呼びかけがこちらでもある。休日なのだけれども、皆買い物には行かないように、などといった呼びかけが起こっている。
アンカー:そういったことに対して、マスメディアはどういった姿勢をとっているんですか。
ある意味急激な抗議行動に対して、メディアは評論とか批評という形で警鐘を鳴らし始めている。そういった不買運動というのは行き過ぎた行動であると批判すると同時に、もっと理性的な抗議行動というのがあるのではないかと、新聞の解説者などが紙面で書いているのが最近は目立っている。
アンカー:理性的な抗議行動というのはどういう形でということですか。
スポーツの祭典というところに政治的な議論を持ち込むというのは良くないことであるというのと、中国人であれば中国人的な礼節をもって、オリンピックに参加する海外の人たちを温かく迎え入れるというのが、最も優れた有効な抗議行動ではないかと、国民に冷静になるようにと呼びかけている論説があった。
アンカー:そうした新聞の論説やテレビの解説などを通して、それを聞いた中国の人たちの反応というのは、お聞きになっていますか。
最近は二つに分かれているというのが、私の身近な感想である。
「そんな不買運動をしても、結局、そのスーパーで働いている中国人もたくさんいるわけで、国の経済に対してもあまりいい影響がないから、そんなことをしても仕方がないじゃないか」
という冷静な声もあれば、
「海外に対して、中国人の誇りを示さなきゃいけない時期なんだ」
と熱っぽく語る人もいて、二極分化しているような形だと思う。
19日放送中国・上海から板屋美幸さんのレポート
- 分りやすいレポートでしたね。標的にされたのは家楽福(Carrefour S.A.、カルフール)という人気のあるスーパーだったようです。結果的にはチベット問題がさらに大きくなってしまったので、中国にとって有利な方向ではないはずだと思うのですが、こうしたデモが大々的に行われている背景には、愛国心だけではなくて国内で胡政権への反発があるのかも知れません。(編者)
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