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日本語を学ぶインド人

仕事で日本語を学ぶインド人による『クリケットとインド』のスピーチ、インドではクリケット人気で他のスポーツへの関心が薄いこと、短期間で日本語を学んで日本で働くITエンジニアについて。

アンカー西橋正泰さん:アジアリポートです。最初はインド、バンガロールから。日本語学校を経営していらっしゃるテンドゥカル美智子さんにお話を聞きます。テンドゥカルさん。

こんばんわ。

アンカー:こんばんわ。

しばらくです。

アンカー:よろしくお願いいたします。テンドゥカルさんは日本語をインドで教えてらっしゃるわけですけれども、日本語を学ぶ人たちというのは、インドでは相当多いんですか。

はい。まあ、ここ10数年はITエンジニアが中心になりますけれども。

アンカー:増えてきてます?

はい。

アンカー:そうですか。今夜はそのITエンジニアの一人であるラケーシュ・エス・マムダープルさんが、今電話のそばにいらっしゃるんですね。

はい。そうです。

アンカー:ラケーシュさんは、テンドゥカルさんのところで日本語を習っていらっしゃるんですか。

そうなんです。まだ1ヶ月前に2ヵ月半の勉強を終えたところなんですけれども、スピーチ・コンテストが社内であるということなんで、スピーチの原稿を持ってきました。

そのスピーチのテーマが『クリケットとインド』というもので、それを修正、推敲しながら、私もとても興味深く読ませてもらいまして、日本の皆さんにも聴いてもらいたいな、今回私の代わりにリポーター役をやってもらったらいいんじゃないかな(笑)、と思いましてお願いしたわけです。

アンカー:ああ、そうですか。職場での発表会というのは、もう終わったんですか。

はい。終わりました。

アンカー:ああ、そうですか。じゃあ、ちょっとラケーシュさんに代わって頂けますでしょうか。

はい。代わります。

アンカー:もしもし?

はい。

アンカー:ラケーシュさんですか。

ラケーシュです。

アンカー:どうぞよろしくお願いします。

はい。お願いします。

アンカー:ラケーシュさんが発表なさった文章を読んで頂けますか。

はい。クリケットとインドについて話します。

皆さん、こんばんわ。始めまして。私はラケーシュと申します。これからクリケットとインドについてお話します。

クリケットは、紳士のするスポーツだといわれています。クリケットは、イギリスで始まったスポーツです。ですから、始めはイギリス人の間で楽しまれていました。でも、少しずつ他の国へ普及していきました。

当然、クリケットはインドにも来ました。このスポーツがインドばかりでなく、世界中の人たちの間でも、爆発的な人気が出てきたのは、この10年から20年です。

しかし、クリケットを全くしない国もあります。その一つが皆さんの国、日本です。ですから、クリケットについて、ちょっと紹介させてください。

クリケットは2つのチームで競います。それぞれのチームに11人選手がいます。そして、2人か4人審判がいます。木のバットで固い皮でできたボールを打ちます。そして、ボールが飛んでいる間に、バッターはできるだけ速く走ります。ちょっと野球と似ています。

インドのクリケットは19世紀の終わりに始まりました。でも、過去10年間でクリケットは、インドで一番人気のあるスポーツになりました。クリケットの選手たちは、インドの小さい子供たちのアイドルになっています。

インドの国技はホッケーなのですが、クリケットのほうが人気があります。いまやインドでクリケットは、商業スポーツになってしまいました。インドではクリケットの選手は、ファンにとって神様のようになっています。

実際、クリケットはあまりにも人気があります。そのために、国民が他のスポーツの楽しみを忘れています。そのため、ホッケーの試合や陸上競技やフットボールやテニスやカバディなどを、ずっと無視してきました。

ですから、クリケット以外のスポーツ選手には、経済的支援が全然ありません。その結果、国民は他のスポーツに関心がありません。こういう理由から、インドはオリンピックで金メダルをなかなか取ることが難しいのです。

インド人は他のスポーツにあまり興味がありません。クリケットだけが、一番魅力あるスポーツになっています。

インドにとって、今こそクリケット以外のいろいろなスポーツに、目を向けるべき時が来ました。もし、このままだと世界のスポーツの記録に、インドの名は永遠に消されてしまいます。それを私は願っています。

どうもありがとうございました。

アンカー:ありがとうございまいた。

どういたしまして。

アンカー:とっても流暢な日本語で、ありがとうございました。ラケーシュさんは、クリケットはするんですか。

いいえ。今は時間がありませんので、クリケットはしません。

アンカー:そうですか。

はい。

アンカー:日本にいらっしゃることを希望しているんですか。

はい。200時間ちょっと、2ヵ月半勉強しました。

アンカー:ああ。日本語を2ヵ月半勉強して。そうですか。

ええ。

アンカー:2ヵ月半で、よくそこまで話せるようになりましたねえ。

はい。

アンカー:大変だったですか。

ちょっと難しいです(笑)

日本語を勉強してから、ちょっと話します。

アンカー:ああ、そうですか。では、もう一度テンドゥカル美智子さんに代わって頂けますか。

はい。ありがとうございます。

アンカー:ありがとうございました。

はい。もしもし。テンドゥカルです。

アンカー:でも美智子さん、2ヵ月半ぐらいで、よくラケーシュさんは、日本語をここまでマスターされましたね。

はい。10人のエンジニアの方たちを2ヵ月半預かりまして、毎日9時から1時の4時間集中して。

アンカー:半日日本語を習って、半日は職場に戻って仕事をするという。ああ、そうですか。

はい。

アンカー:日本に来ることを希望している技術者の人たちって、結構多いんですか。

はい。皆さん楽しみにしているようですよ。

アンカー:現実にラケーシュさんの職場なんかでも、日本にいらっしゃる方も多いんですか。

ええ。否応なしに行かせられるようですよ。そのために、いつでも日本へ行けるように、前もって教えておいて、順番に行くような感じですね。もうすでに日本へ行った人たちもいて、さらに上手になって帰ってきております。

アンカー:ああ、そうですか。何ヶ月間日本へ来てという、研修みたいな感じなんですか。

いいえ。実際に仕事をするんですね。

アンカー:ああ、仕事をして。そうですか。

それで、日本の方たちも、こちらで日本語を習ってきてもらえると、今までは"Miss Communication"、"Miss Understanding"があったのが、そういうのが少なくなって喜ばれているそうです。そういう報告を受けております。

アンカー:そうですか。なるほど。ラケーシュさんも、いずれ日本にいらっしゃるわけですね。

そうです。

アンカー:そうですか。日本に来られると、どれくらいの期間、日本で仕事をされるケースが多いんでしょうか。

そうですね、3ヶ月の短期もありますし、1年の長期もあるようですよ。

アンカー:そうですか。テンドゥカルさんのところでは、何ヶ月か経って、また次のチームが、、、

次の仕事がもらえるようにがんばりました(笑)

アンカー:そうですか(笑)

でも実際に、すぐ使える日本語というのが、最近は要求されているんですね。

アンカー:ああ、会話ですか。

ええ。すぐ使える日本語ですね。1年、2年とゆっくり覚える日本語では間に合わなくて、スピーディーな時代に入っていますから。

アンカー:なるほど。だから、2ヵ月半ぐらいでということになるんですね。

はい。前は600時間、700時間頂けたんです。でも、それが400時間になって、もう今回は200時間で、私たちにとっても、ちょっと挑戦的な仕事でした。

アンカー:ああ。教えるほうも大変ですね。

はい。結果を出さなくてはいけませんので。

アンカー:なるほどね。はい、分りました。どうもありがとうございました。

どういたしまして。

アンカー:ラケーシュさんにも、よろしくお伝えください。

はい。

アンカー:ありがとうございました。

おやすみなさい。
21日放送インド・バンガロールからテンドゥカル美智子さんのレポート

  • ラケーシュさんの日本語スピーチは驚くほど上手でしたね。インドのスポーツの中でクリケットの人気だけが、あまりにも大きくなりすぎていることを心配している、という内容も興味深かったです。(編者)

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