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ロサンゼルス郊外の屋外ジム

観光名所となっている森のイルミネーション、公園に無料の大人向けフィットネスゾーンが設置されたこと、遺伝子による健康診断や親子鑑定が容易に行なえるようになったということについて。

ロサンゼルスは12月11日火曜日の朝7時14分を過ぎたところ。今日は晴れという予報だけれども、朝なのでまだ少し雲っている。ロサンゼルスの朝はいつも少し雲っている。こちらは木が覆い茂っていて暗くて分かりにくいけれど空を見るとまだ青空ではない。気温は12度である。あとほんの数時間で日中の気温は17度、20度くらいまで上がる。この2週間で数日雨が降った。こちらでは雨が降っただけでもテレビのトップニュースとして報道されるほど雨が降るのは珍しいことだ。ただ(地中海性気候のため)冬は雨の降る時季となるので、これから雨の日も多くなるかと思う。

クリスマスの飾りがとても綺麗にあちこち飾られている。今年は例年よりも早い11月中旬からショッピングモールや街でクリスマスの飾りつけが始められていた。毎年11月の第4木曜日の感謝祭の後にクリスマスの飾りつけが行なわれるのだけれども、今年は感謝祭の前から早くもクリスマスツリーやその飾りつけが本格的に行なわれていた。これは今年の買い物客が買い控えをしているとされたためであり、その対策として商店では早くからクリスマスの飾りつけを始めた。

ロサンゼルスの観光スポットのひとつグリフィスパーク前の動物園近くでは、ロサンゼルス水道局主催のホリデー・ライト・フェスティバルが先月の21日から行なわれている。この祭りは動物園近くの森の中の道路で行なわれ、今月30日までの一ヶ月以上毎晩無料で見物できる。今年で12回目である。ここで飾られているイルミネーションはグリフィスパークのグリフィス天文台や、ロサンゼルス国際空港、クリスマスツリー、サンタクロースなど主にロサンゼルスの観光名所やクリスマスにちなんだものとなっている。皆が無料で楽しめてクリスマス気分が味わえるイベントである。真っ暗な森の中なのでライトが鮮やかに光ってとても綺麗である。グリフィスパークの入り口から動物園に行くおよそ1.6kmの道の間にイルミネーションが並んでいる。地元の人はもとより、ロサンゼルスを訪れる人たちにはぴったりの冬の観光スポットとなっている。

アンカー水野節彦さん:20度くらいの暖かさだと何となく私達の感覚ではクリスマスという感じが出ないですね。

それでも、こちらから1時間から2時間くらい車で行ったロサンゼルス郊外の山では雪が降っていてスキーやスノーボードを楽しむ人も多い。そして街からはその雪山が綺麗に見える。ロサンゼルスは海と山の両方が楽しめる。先々週は波がとても高くてサーファーには良い波だった。ロサンゼルスでは夏のスポーツと冬のスポーツの両方が楽しめるともいえる。

次は、ロサンゼルス市民の肥満解消のために、街の公園にフィットネスゾーンを設置する話題。肥満の問題は米国にとって深刻である。このコーナーでも何度も肥満の問題や米国人の痩せる方法などの話題を伝えてきた。今回はロサンゼルス市が市民の肥満対策の取り組みを始めたという話題を紹介する。ABCテレビニュースのレポーターは「皆さん、痩せるためのエクササイズ(運動)をしなければならないことは分かっていますよね」と強調してその話題を紹介していた。先月の放送で、私はスポーツジムに通うよりも家の掃除や買い物をするなどの家事をして痩せることができるという話をした。これはお手伝いを雇って裕福に暮らしている人が多いという証拠であるけれども、スポーツジムに通うには当然時間もお金もかかってしまう。そこで、ロサンゼルス市は市民の憩いの場となっている街の公園で無料でエクササイズができるようにと、子供の遊び場の近くに13歳以上の大人向けのエクササイズの機械を設置した。これまでは子供が公園の遊具で遊んでいる間、父親や母親は公園の脇に座っているだけだったが、これからは子供を見守りながら健康のためのエクササイズができるようになったわけである。誰でもエクササイズができるように無料の屋外スポーツジムを作ったといえる。そこには高級スポーツジムに置いてあるような設備と同じような機能を持った機械が設置されている。フィットネスゾーンの入り口には機械の使い方や、フィットネスのプログラム方法が掲示されているので、皆それを読んで理解して使えるようにはなっている。ただ指導員のような人はいない。

市民にとっては大人向けの公園にもなったようで「大人向けの遊具を与えられた気分です」と答える人や、「きれいな場所だし天気もいいし、公園を訪れる人もいい人たちだし、これから公園でエクササイズを楽しめます」と言う人、「スポーツジムに入会するお金が無かったので便利です」と話す人などそれぞれ喜びの声があった。現在、5つの公園にフィットネスゾーンが設置されており、今後新たに5つの公園で設置される予定である。公園はロサンゼルスの町からちょっと離れた郊外の貧困層の人が住む場所にある。郊外にも高級住宅地があるけれども、街の中心部には比較的スポーツジムに通っている人が多いので、主に需要の高い地区から公園を設置している。調査結果によると肥満の人は貧困層にも多いことが判っているので、市ではそれも考慮して郊外にフィットネスゾーンを設置している。そして、市に協賛したある病院のスポークスマンは「子供を含めた市民の肥満問題は深刻です。市民の肥満解消の対策をしていかなければなりません」と話している。また、テレビのレポーターは「無料でエクササイズが出来るようになったのですから、これからはお金が無いからジムに通えないという言い訳はできませんよ」と話していた。私も毎月スポーツジムに通ってはいるけれども、最近忙しくて全然行っていない。入会金を寄付しているようなものである。

次も健康関連で遺伝子診断サービス開始という話題。今アメリカではおよそ11万円でこれから罹ってしまうかもしれない病気が遺伝子(DNA)診断で判る、という画期的なサービスが始っている。これはアメリカのある大手インターネット検索会社が出資する新興バイオ企業が、先月19日から始めた個人向けDNA診断サービスである。また、アイスランドの別の会社もほぼ同じ金額でこの診断サービスに参入している。最近、DNA診断は複数の会社が提供していて、これまで研究者や専門医向けだったDNA診断を個人が直接利用できる時代が到来している。この11万円のサービスは、利用者が唾液(だえき)を研究所に送付すると4週間から6週間後にウェブサイト上でDNA解析結果を確認できる仕組みになっている。心臓発作や発がんのリスクの他、自分が歴史的人物の子孫かどうかも判るそうである。アイスランドの会社の幹部は「自分自身の健康管理が求められる時代だけに、遺伝子情報を知る機会も個人が持つべきだ」と話している。一方で、DNA情報が専門医を介さず個人で入手できるようになるため、診断結果を誤解したり過剰反応したりする恐れを指摘する声も出ている。それから、保険加入や就職で不利になる遺伝子差別を警戒する専門家もいる。

それからもうひとつ驚く話がある。アメリカの西海岸(カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州)の一般の人が気軽に訪れるドラッグストア(薬や化粧品や雑貨などを販売するスーパーマーケット)で親子鑑定が個人でできるキットが先月から発売され始めた。このキットは29ドル99セント(約3400円)で売られている。購入した人はこのキットの他に検査を行なう会社に、およそ14000円を支払う必要があるのだけれども、だいたい17000円で親子鑑定が簡単に出来るということだ。検査日から5日で鑑定の結果が判るということで、すでにこの1ヶ月で1000人から1500人ほどの鑑定が行なわれたということである。気軽に市民が親子鑑定キットをスーパーマーケットで買えるということである。
12日放送アメリカ・ロサンゼルスから藤本庸子さんのレポート

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