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私立学校の人気
日本に旅行中のレポーター、水田と蓮の花の美しさ、月謝が高くても人気のある私立学校、渋滞緩和のためのトラック通行制限、ブラジルの若者に人気のアニメやコスプレと日本語について。
アンカー明石勇さん:では、ここでワールドネットワークです。ブラジル、サンパウロにお住まいの日系3世の渡辺美枝ラウラさんにお話を伺いますが、ラウラさんは今、日本に来てらっしゃいますので、国内からの電話でお話して頂きます。ラウラさん、こんばんわ。
こんばんわー。
アンカー:本当に「こんばんわ」になりましたね。
そうですね。今回は(笑)
アンカー:いつもブラジルのほうで「こんばんわ」って言って頂いているんですが、実は真昼間なんですよね。
そうですよね。12時間の差がありますので、向こうはちょうど午後なんです。
アンカー:そうですよね。
はい。
アンカー:今回はご家族でいらしたんですか。
ええ。私は学校に勤めていまして、ちょうど7月一杯が冬休みなんですね。それで今回は両親と一緒に、日本に旅行に参りました。
アンカー:ああ、そうですか。冬休みというところが、いかにもブラジルというところですよね。
そうですね。ちょうど向こうを立った時は、えと10度でしたね。
アンカー:ああ、そうですか。じゃあ、今日なんかどうですか。
今日は最も暑かった日だと聞いていますけれど、本当に暑かったですよ。
アンカー:でしょう。
はい。
アンカー:日本の暑さは蒸し暑くてね、ただ暑いだけじゃなくて、非常に不愉快ですよね。
そうですよね。よく汗をかいてしまいますよね。
アンカー:どうでしたか、今日の高温は。
なんとも言えないですよね。
アンカー:今お話頂いている電話は、どちらからお掛けになっているんですか。
今は祖母の故郷の長崎からです。
アンカー:長崎ですか。
はい。電話しておりまーす。
アンカー:ああ、おばあさんの古里。
はい。そうです。
アンカー:日系人3世でいらっしゃるわけですから、もう日本には、何度も見えているんでしょう。
はい。今回が5回目です。
アンカー:そうですか。
でも、長いですねー。ブラジルから日本までは。
アンカー:そうでしょうね。でも、本当に日本とは反対側になるわけですから。どのぐらい時間がかかるものなんですか。
飛行機で24時間かかるんです。
アンカー:ああ、まる一日ですね(笑)
はい。ところが、今回はアメリカ経由ではなくて、ドイツ経由で参りました。ドイツで8時間も待ちましたので、30時間を超えてしまいました。
アンカー:うわあ、それは大変ですね。
はい。
アンカー:退屈じゃないですかね。私も飛行機に乗っている間の退屈さには、なかなか耐えられないんですけれども。
そうですよね。長く感じます。
アンカー:そうでしょうね。
DVDとか、映画とか観られるんですけれど、やはりとても長いですね。
アンカー:それで、5回目の日本ということになりますと、もう見て感じていらっしゃることも、毎度同じということでしょうかね。
そうですね。でも、これは知らなかったということが、いくつかありますね。
例えば今回、私がこれまで気付いていなかったと感じたことは、稲の緑がとてもきれいで、あちらこちらの田んぼの稲がとてもきれいですよね。
アンカー:そうですね。たしかに、今の季節はそうですね。これからその稲も、これからの太陽を一杯に浴びて、おいしいお米ができていくわけですけれども。
はい。そうですね。
アンカー:そうですか。たしかに水田のようなものは、ブラジルに無いわけですものね。
そうですよね。そして、今回生まれて初めて蓮(はす)の花、レンコンの花を初めて見たんです。
アンカー:ああ、そうですか。
とても素晴らしかったですね。
アンカー:うーん。そうでしょうね。
直径15cmから20cmぐらいの大きな花が、とても素晴らしかったです。
アンカー:しかし、ブラジルにはもっと大きな花があるじゃないですか(笑)
そうでしょうか。それほど大きなお花は(笑)
アンカー:そうですか。さて、今日お話して頂くお土産話は?
本日は、ブラジルではますます私立学校が増えている、という話ですね。
ブラジルは10年ほど前から、私立の小中学校、大学がますます増加しているんです。
アンカー:ああ。
もちろん公立学校はあるんですが、やはり私立の学校のほうが教育のレベルが高いと、だんだん社会に見られるようになってきているんですね。
アンカー:そうですか。
そして、政府の教育は程度が低いと、残念ながら言われているんです。もちろん教育は義務なんですが、品物に変わってきているようですね。
アンカー:ああ、そういう例えですね。公立の学校はあるんだけれども、私立のほうがモテているということですね。
そうですね。月謝は高いんですよ。月謝は学校にもよるんですが、1万5000円から、高いところで10万円を超えるところもあるんです。
アンカー:それは小、中、高、大学のどの辺りですか。
小学校も中学校も、幼稚園も、学校が有名かどうかということで決められるんですよね。それも、給食代は除いての月謝なんですよね。
アンカー:そうすると、これはかなり負担になりますよね。
そうですね。ある程度生活が落ち着いている家庭でなければ、私立学校には通えないということなんですね。
ブラジルでは貧富の差が激しいので、貧しい人はそういった良いところで、勉強できないということですよね。
アンカー:ああ、そうなんですか。そういう私立と公立では、例えば、学校の教育内容なんかも違いがあるんでしょうか。
そうですね。例えば、私立学校でしたら幼稚園から英語やスペイン語、美術、演劇、最近は日本語などの科目も採り入れられているんです。
ところが、公立学校では英語だけが、だいたい小学校5年生から始まるんですね。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。ですから大きな差です。
アンカー:ふーん。そうしますと、将来ということを考えますと、私立の学校で学んだほうが有利ということが言えてきますよね。
そうですね。やはり将来のことを考えますと、「小さい頃からいろんなことを学ばせたほうが良い」という考えが今は強いですね。
アンカー:ああ。
ですから、政府のほうにも、教育にもっと力を付けてもらいたいですね。
アンカー:そうですね。公立じゃなくて、全部私立だけという政府の方針じゃなくて、きちんと公立の学校を用意してあるわけですから、そちらを充実させるという方向に向かってくれると、皆助かるということですよね。
そうですね。日本のように、ちゃんとした学校になってもらいたいですね。
アンカー:ああ。日本もどうだか、その辺は微妙ですけれどね。えと、それから。
次は、車の交換制度というのがあるという話題です。
アンカー:車の交換?
ええ。実は今ブラジルの都会では、1日に800台もの車が販売されているということが、新聞に載っておりました。1日800台の新車が販売されているんですね。
アンカー:すごいですね。
ええ。ですから、毎日毎日車が増えていまして、渋滞につながっています。ラッシュ時間になりますと、だいたい15kmの距離を走るのに、1時間30分ほどかかるんです(笑)
アンカー:いやあ、でも東京も、そういうことありましたよね。
東京はまだ交通手段がちゃんとしていますので。
アンカー:高速道路もあったりね。
あとは電車も、あちらこちら利用できますね。
ところが、例えばサンパウロという街の交通手段は、バスや電車もあるんですけれど、いろんな所には電車が通っていないということもありまして、車を利用する人が多くなりました。
アンカー:車を利用せざるを得ない、ということもあるわけですね。公共交通機関がまだ充実していないと。
そうですね。それで、それは経済的なことにもつながるんですが、現在は新しい車の購入が、とても簡単にできるようになりました。
例えば、一括で現金で支払わないで、分割できるようになりました。
アンカー:ああ、月賦で買うということですね。
そうですね。それがとても長いんです。長くて72回払いにできるんです。
アンカー:72回というと6年ですね。6年払い。
そうですね。それが渋滞につながるわけですよね。サンパウロやリオといった大きな街では、渋滞を減少するために、「車の交換制度」というのが導入されています。
この制度は10年ほど前に、乗用車だけの制度として始まりました。バックナンバーの最後の番号によって、使用できる日と使用できない日が決まっているんです。
アンカー:ああ、そうですか。ナンバーによって走ってはいけない日があるんですね。
はい。そうなんです。平日だけなんですけれど、例えば1か2の番号で終る車は、月曜日には走れないんです。
アンカー:ああ。それは走ると違反になってしまうわけですね。
そうです。捕まると罰金を払わなければいけないんですね。
アンカー:どのくらいの罰金を取られるんですか。罰金はいくらですか。
罰金はだいたい200レアルなので1万5000円ほどです。
アンカー:大きいですね。
はい。そして、3と4番は火曜日、5と6が水曜日、7と8は木曜日、9と0は金曜日に走れないんです。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。それでもまだ渋滞していますので、今回、トラックの交代も始まったんです。ナンバーの他にも、制限された場所が日中は走れないことになりました。
アンカー:え?それはどういうものですか。
例えば、ラッシュ時間を防ぐために、午前5時から午後9時まで、ある範囲ではトラックが走れないんです。
アンカー:トラックはどちらかというと、品物を運ぶので、経済にとっては大事なものですよね。仕事というところからいくと。
そうですね。だから(夜間の走行が)ラッシュを防ぐためには認められたんですが、住民の安眠妨害として苦情が出ているんです。
アンカー:ああ、そうか。日中は走れないから、トラックは夜走るんですね。
そうですね。
アンカー:でもこういう規制が細かくなればなるほど、なんか面倒だし、はたしてどれほどの効果があるのかな、という気もしますけれどね。
そうですね。考え物ですね。
アンカー:日本もかつてそういう時代があって、今も続いているといえるんですけれども、今はCO2削減とか言われていますけれどね、個人個人が車を利用するよりも、公共交通機関をなるべく使うという、そういう方向になっていくと良いんでしょうけれどね。
そうですね。電車とかね。そういうふうに、なってもらいたいですよね。
アンカー:さて、移民100周年は、この前にもお話して頂きましたけれども、いろんなことが行われたんでしょうね。
そうですね。最大の催しでした。とても楽しかったです。最近、その移民100周年をきっかけに、日本に興味を持ち始めた人がたくさんいまして、若者の中で大きなブームになっているのが一つあるんですよ。
アンカー:なんでしょう。
それが日本のアニメなんです。
アンカー:ああ、そうですか。それはもう最近は、日本は世界に誇るアニメで。
日系人だけではなくて、ブラジルの若者たちにも大人気を集めていまして、最近はコスプレというグループがありまして、それはアニメの人物と同じように着飾る人なんですね。
アンカー:ああ。
ですから、その人たちが集まると、まるで秋葉原にいるようですよ。
アンカー:そうですか(笑)秋葉原のことはご存知なんですか。
はい(笑)
アンカー:このコスプレというのは、コスチューム・プレイですかね。
そうですね。
アンカー:アニメに登場してくる人物と同じような格好をして、まあ悦に入るというか、その気分になるという。
そうですよね。アニメの力って実は大きいんです。アニメが大好きだから、日本語を習いたいっていうブラジル人の方が増えてきたんです。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。そうです。日系人の中には日本語を覚えたいという人が少なくなった時代に、日系人以外の方に、大きく日本が存在しているようで、うれしいことですね。
アンカー:ああ、なるほどね。そうですよね。日本の人たちもブラジルといいますと、こちらから大勢の方が行って、暮らしてらっしゃるということは、皆さん知っていますからね。とても近い国だなという親近感があるんですよね。それだけにブラジルの方が日本語を学んでくださって、日本のことをよく知ってくださるというのは、本当にうれしいですよね。
そうですね。本当にうれしいことです。
アンカー:いつもお話を伺って本当に感心するんですが、3世の方にしてはですね、ラウラさんはとっても日本語がお上手なので、びっくりしちゃいます。
いいえ。ありがとうございます。
アンカー:3世の方は、日本語を皆さんお話になるんですか。
あまり話さないですね。
アンカー:そうですか。それはちょっとがっかりですね。
そうなんですがね。
アンカー:今回はご両親一緒と伺いましたけれども、ご両親は2世ということに。
はい。そうです。
アンカー:日本語はもちろん。
ええ。小さい頃から両親が「日本語でしゃべりなさい」と厳しく言ってくれたものですから、そのおかげでやはり。
アンカー:それが渡辺家の伝統なんですね。
そうですね(笑)
アンカー:3世のラウラさんも日本語に堪能でいらっしゃるという。
まだまだこれからですけれど。勉強が足りません。
アンカー:言葉はポルトガル語ですよね。
はい。ポルトガル語です。
アンカー:ラウラさんはその他に学校で、どんな言葉を勉強されたんですか。
スペイン語を少しと、あとは英語と。
アンカー:4ヶ国語ですね。
そうですね(笑)英語はそんなに上手ではないんですが。
アンカー:外国語音痴の私などは、本当にうらやましいなと思います。どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
アンカー:またよろしくお願いいたします。
はい。失礼いたします。
14日放送長崎より渡辺美枝ラウラさんのレポート
アンカー明石勇さん:では、ここでワールドネットワークです。ブラジル、サンパウロにお住まいの日系3世の渡辺美枝ラウラさんにお話を伺いますが、ラウラさんは今、日本に来てらっしゃいますので、国内からの電話でお話して頂きます。ラウラさん、こんばんわ。
こんばんわー。
アンカー:本当に「こんばんわ」になりましたね。
そうですね。今回は(笑)
アンカー:いつもブラジルのほうで「こんばんわ」って言って頂いているんですが、実は真昼間なんですよね。
そうですよね。12時間の差がありますので、向こうはちょうど午後なんです。
アンカー:そうですよね。
はい。
アンカー:今回はご家族でいらしたんですか。
ええ。私は学校に勤めていまして、ちょうど7月一杯が冬休みなんですね。それで今回は両親と一緒に、日本に旅行に参りました。
アンカー:ああ、そうですか。冬休みというところが、いかにもブラジルというところですよね。
そうですね。ちょうど向こうを立った時は、えと10度でしたね。
アンカー:ああ、そうですか。じゃあ、今日なんかどうですか。
今日は最も暑かった日だと聞いていますけれど、本当に暑かったですよ。
アンカー:でしょう。
はい。
アンカー:日本の暑さは蒸し暑くてね、ただ暑いだけじゃなくて、非常に不愉快ですよね。
そうですよね。よく汗をかいてしまいますよね。
アンカー:どうでしたか、今日の高温は。
なんとも言えないですよね。
アンカー:今お話頂いている電話は、どちらからお掛けになっているんですか。
今は祖母の故郷の長崎からです。
アンカー:長崎ですか。
はい。電話しておりまーす。
アンカー:ああ、おばあさんの古里。
はい。そうです。
アンカー:日系人3世でいらっしゃるわけですから、もう日本には、何度も見えているんでしょう。
はい。今回が5回目です。
アンカー:そうですか。
でも、長いですねー。ブラジルから日本までは。
アンカー:そうでしょうね。でも、本当に日本とは反対側になるわけですから。どのぐらい時間がかかるものなんですか。
飛行機で24時間かかるんです。
アンカー:ああ、まる一日ですね(笑)
はい。ところが、今回はアメリカ経由ではなくて、ドイツ経由で参りました。ドイツで8時間も待ちましたので、30時間を超えてしまいました。
アンカー:うわあ、それは大変ですね。
はい。
アンカー:退屈じゃないですかね。私も飛行機に乗っている間の退屈さには、なかなか耐えられないんですけれども。
そうですよね。長く感じます。
アンカー:そうでしょうね。
DVDとか、映画とか観られるんですけれど、やはりとても長いですね。
アンカー:それで、5回目の日本ということになりますと、もう見て感じていらっしゃることも、毎度同じということでしょうかね。
そうですね。でも、これは知らなかったということが、いくつかありますね。
例えば今回、私がこれまで気付いていなかったと感じたことは、稲の緑がとてもきれいで、あちらこちらの田んぼの稲がとてもきれいですよね。
アンカー:そうですね。たしかに、今の季節はそうですね。これからその稲も、これからの太陽を一杯に浴びて、おいしいお米ができていくわけですけれども。
はい。そうですね。
アンカー:そうですか。たしかに水田のようなものは、ブラジルに無いわけですものね。
そうですよね。そして、今回生まれて初めて蓮(はす)の花、レンコンの花を初めて見たんです。
アンカー:ああ、そうですか。
とても素晴らしかったですね。
アンカー:うーん。そうでしょうね。
直径15cmから20cmぐらいの大きな花が、とても素晴らしかったです。
アンカー:しかし、ブラジルにはもっと大きな花があるじゃないですか(笑)
そうでしょうか。それほど大きなお花は(笑)
アンカー:そうですか。さて、今日お話して頂くお土産話は?
本日は、ブラジルではますます私立学校が増えている、という話ですね。
ブラジルは10年ほど前から、私立の小中学校、大学がますます増加しているんです。
アンカー:ああ。
もちろん公立学校はあるんですが、やはり私立の学校のほうが教育のレベルが高いと、だんだん社会に見られるようになってきているんですね。
アンカー:そうですか。
そして、政府の教育は程度が低いと、残念ながら言われているんです。もちろん教育は義務なんですが、品物に変わってきているようですね。
アンカー:ああ、そういう例えですね。公立の学校はあるんだけれども、私立のほうがモテているということですね。
そうですね。月謝は高いんですよ。月謝は学校にもよるんですが、1万5000円から、高いところで10万円を超えるところもあるんです。
アンカー:それは小、中、高、大学のどの辺りですか。
小学校も中学校も、幼稚園も、学校が有名かどうかということで決められるんですよね。それも、給食代は除いての月謝なんですよね。
アンカー:そうすると、これはかなり負担になりますよね。
そうですね。ある程度生活が落ち着いている家庭でなければ、私立学校には通えないということなんですね。
ブラジルでは貧富の差が激しいので、貧しい人はそういった良いところで、勉強できないということですよね。
アンカー:ああ、そうなんですか。そういう私立と公立では、例えば、学校の教育内容なんかも違いがあるんでしょうか。
そうですね。例えば、私立学校でしたら幼稚園から英語やスペイン語、美術、演劇、最近は日本語などの科目も採り入れられているんです。
ところが、公立学校では英語だけが、だいたい小学校5年生から始まるんですね。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。ですから大きな差です。
アンカー:ふーん。そうしますと、将来ということを考えますと、私立の学校で学んだほうが有利ということが言えてきますよね。
そうですね。やはり将来のことを考えますと、「小さい頃からいろんなことを学ばせたほうが良い」という考えが今は強いですね。
アンカー:ああ。
ですから、政府のほうにも、教育にもっと力を付けてもらいたいですね。
アンカー:そうですね。公立じゃなくて、全部私立だけという政府の方針じゃなくて、きちんと公立の学校を用意してあるわけですから、そちらを充実させるという方向に向かってくれると、皆助かるということですよね。
そうですね。日本のように、ちゃんとした学校になってもらいたいですね。
アンカー:ああ。日本もどうだか、その辺は微妙ですけれどね。えと、それから。
次は、車の交換制度というのがあるという話題です。
アンカー:車の交換?
ええ。実は今ブラジルの都会では、1日に800台もの車が販売されているということが、新聞に載っておりました。1日800台の新車が販売されているんですね。
アンカー:すごいですね。
ええ。ですから、毎日毎日車が増えていまして、渋滞につながっています。ラッシュ時間になりますと、だいたい15kmの距離を走るのに、1時間30分ほどかかるんです(笑)
アンカー:いやあ、でも東京も、そういうことありましたよね。
東京はまだ交通手段がちゃんとしていますので。
アンカー:高速道路もあったりね。
あとは電車も、あちらこちら利用できますね。
ところが、例えばサンパウロという街の交通手段は、バスや電車もあるんですけれど、いろんな所には電車が通っていないということもありまして、車を利用する人が多くなりました。
アンカー:車を利用せざるを得ない、ということもあるわけですね。公共交通機関がまだ充実していないと。
そうですね。それで、それは経済的なことにもつながるんですが、現在は新しい車の購入が、とても簡単にできるようになりました。
例えば、一括で現金で支払わないで、分割できるようになりました。
アンカー:ああ、月賦で買うということですね。
そうですね。それがとても長いんです。長くて72回払いにできるんです。
アンカー:72回というと6年ですね。6年払い。
そうですね。それが渋滞につながるわけですよね。サンパウロやリオといった大きな街では、渋滞を減少するために、「車の交換制度」というのが導入されています。
この制度は10年ほど前に、乗用車だけの制度として始まりました。バックナンバーの最後の番号によって、使用できる日と使用できない日が決まっているんです。
アンカー:ああ、そうですか。ナンバーによって走ってはいけない日があるんですね。
はい。そうなんです。平日だけなんですけれど、例えば1か2の番号で終る車は、月曜日には走れないんです。
アンカー:ああ。それは走ると違反になってしまうわけですね。
そうです。捕まると罰金を払わなければいけないんですね。
アンカー:どのくらいの罰金を取られるんですか。罰金はいくらですか。
罰金はだいたい200レアルなので1万5000円ほどです。
アンカー:大きいですね。
はい。そして、3と4番は火曜日、5と6が水曜日、7と8は木曜日、9と0は金曜日に走れないんです。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。それでもまだ渋滞していますので、今回、トラックの交代も始まったんです。ナンバーの他にも、制限された場所が日中は走れないことになりました。
アンカー:え?それはどういうものですか。
例えば、ラッシュ時間を防ぐために、午前5時から午後9時まで、ある範囲ではトラックが走れないんです。
アンカー:トラックはどちらかというと、品物を運ぶので、経済にとっては大事なものですよね。仕事というところからいくと。
そうですね。だから(夜間の走行が)ラッシュを防ぐためには認められたんですが、住民の安眠妨害として苦情が出ているんです。
アンカー:ああ、そうか。日中は走れないから、トラックは夜走るんですね。
そうですね。
アンカー:でもこういう規制が細かくなればなるほど、なんか面倒だし、はたしてどれほどの効果があるのかな、という気もしますけれどね。
そうですね。考え物ですね。
アンカー:日本もかつてそういう時代があって、今も続いているといえるんですけれども、今はCO2削減とか言われていますけれどね、個人個人が車を利用するよりも、公共交通機関をなるべく使うという、そういう方向になっていくと良いんでしょうけれどね。
そうですね。電車とかね。そういうふうに、なってもらいたいですよね。
アンカー:さて、移民100周年は、この前にもお話して頂きましたけれども、いろんなことが行われたんでしょうね。
そうですね。最大の催しでした。とても楽しかったです。最近、その移民100周年をきっかけに、日本に興味を持ち始めた人がたくさんいまして、若者の中で大きなブームになっているのが一つあるんですよ。
アンカー:なんでしょう。
それが日本のアニメなんです。
アンカー:ああ、そうですか。それはもう最近は、日本は世界に誇るアニメで。
日系人だけではなくて、ブラジルの若者たちにも大人気を集めていまして、最近はコスプレというグループがありまして、それはアニメの人物と同じように着飾る人なんですね。
アンカー:ああ。
ですから、その人たちが集まると、まるで秋葉原にいるようですよ。
アンカー:そうですか(笑)秋葉原のことはご存知なんですか。
はい(笑)
アンカー:このコスプレというのは、コスチューム・プレイですかね。
そうですね。
アンカー:アニメに登場してくる人物と同じような格好をして、まあ悦に入るというか、その気分になるという。
そうですよね。アニメの力って実は大きいんです。アニメが大好きだから、日本語を習いたいっていうブラジル人の方が増えてきたんです。
アンカー:ああ、そうですか。
はい。そうです。日系人の中には日本語を覚えたいという人が少なくなった時代に、日系人以外の方に、大きく日本が存在しているようで、うれしいことですね。
アンカー:ああ、なるほどね。そうですよね。日本の人たちもブラジルといいますと、こちらから大勢の方が行って、暮らしてらっしゃるということは、皆さん知っていますからね。とても近い国だなという親近感があるんですよね。それだけにブラジルの方が日本語を学んでくださって、日本のことをよく知ってくださるというのは、本当にうれしいですよね。
そうですね。本当にうれしいことです。
アンカー:いつもお話を伺って本当に感心するんですが、3世の方にしてはですね、ラウラさんはとっても日本語がお上手なので、びっくりしちゃいます。
いいえ。ありがとうございます。
アンカー:3世の方は、日本語を皆さんお話になるんですか。
あまり話さないですね。
アンカー:そうですか。それはちょっとがっかりですね。
そうなんですがね。
アンカー:今回はご両親一緒と伺いましたけれども、ご両親は2世ということに。
はい。そうです。
アンカー:日本語はもちろん。
ええ。小さい頃から両親が「日本語でしゃべりなさい」と厳しく言ってくれたものですから、そのおかげでやはり。
アンカー:それが渡辺家の伝統なんですね。
そうですね(笑)
アンカー:3世のラウラさんも日本語に堪能でいらっしゃるという。
まだまだこれからですけれど。勉強が足りません。
アンカー:言葉はポルトガル語ですよね。
はい。ポルトガル語です。
アンカー:ラウラさんはその他に学校で、どんな言葉を勉強されたんですか。
スペイン語を少しと、あとは英語と。
アンカー:4ヶ国語ですね。
そうですね(笑)英語はそんなに上手ではないんですが。
アンカー:外国語音痴の私などは、本当にうらやましいなと思います。どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
アンカー:またよろしくお願いいたします。
はい。失礼いたします。
14日放送長崎より渡辺美枝ラウラさんのレポート
- 渡辺さんは5回目の日本ということですけれども、水田の青々とした稲と蓮の花がとてもきれいだと気付いたというお話が印象的でした。きっと良い旅行になったのでしょうね。日本を楽しんでいってほしいです。(編者)
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